必死に食らいついた大阪体育大(黒白)だが、早稲田を倒すことはできず
(撮影:長尾亜紀)
(撮影:長尾亜紀)
関東大学対抗戦Aで2位扱いの早大は8日、関西大学Aリーグ5位の大体大との大学選手権セカンドステージ初戦を46−12で制し(東京・駒沢陸上競技場)、4チーム中上位1チームが準決勝(来年1月2日/東京・国立競技場)に進めるプールDでの勝点を8とした(地域所属リーグの順位に基づくアドバンテージポイント2点を含む)。敗れた大体大は勝点0。
前半を22−0と折り返した早大だが、終始、ミスを重ねた。大体大の前に出る守備を向こうに、大きく突破した後のボール継続にやや手こずった。後半10分、球を左右に振りながらの連続攻撃から途中出場のFL植田耕平がトライを奪うも、続く17分、大体大が敵陣ゴール前での早大の反則から速攻を仕掛け、最後はFL川崎大翔がインゴールへ進む。その後、早大は着実に加点も、大体大のボールキープを許す時間を増やした。
試合後、両軍陣営とも反省の弁を連ねた。勝った後藤禎和監督は、「相手のものすごい気迫を受けてしまった」とし、敗れた中谷誠監督も、「ディフェンスに回った機会は受ける(受身になる)機会が多く…」。
15日、暫定首位となった早大は愛知・瑞穂ラグビー場で勝点7の京産大(関西大学Aリーグ3位)と、大体大は福岡・レベルファイブスタジアムで勝点4の中大(関東大学リーグ戦1部2位)とそれぞれ戦う。
(文・向風見也)