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法大、勝利も…届かず。拓大、入替戦突破へ前を向く。

2013.11.25

法大HO堀大志主将のトライ。勝利へ直進も、大学選手権出場ならず。(撮影/松本かおり)

 

 

 関東大学リーグ戦最終日(11月24日)、法大は「大学選手権出場のために負けられない」と位置づけた試合に臨んだ。拓大相手に前半のリードを活かして25-12の勝利。しかし、他校の結果によりリーグ6位となり、大学選手権出場を逃した。

 

 前半4分、拓大陣内22mのラックでターンオーバーすると、すかさずつないでNO8堀大志主将がポスト横にトライし先制した。10分には拓大スクラムの反則をSO猪村優仁がPGを決めてリードを広げる。さらに26分、拓大陣に上げたハイパント処理を拓大がミスすると、法大が左オープンへ展開。最後は左WTB半井優太がゴールラインを越えた。

 

 しかし、法大が18点をリードして始まった後半、拓大が反撃を開始した。反則で得たキックを初先発SO具智允が長い正確なキック。法大陣へ。二度のラインアウトミスでチャンスを逃したが、PRのシンビンで法大が一人少ない10分、この反則からラインアウトを選択してモールでトライ、5点を返した。
 29分にはSH山本逸平がトライして18-12に迫る。しかし3分後、法大は拓大陣へ入ると、CTB金勇輝が中央へトライ。結局前半を制した側が逃げ切った。

 

 法大の谷崎重幸監督は「ボールキャリアーのミスが多かった。ディフェンスは東海戦以降、良くなっている。後半、学生は固くなっていた」と話した。堀主将は「今日は負けたら終わりと選手に話して臨んだ。後半は気持ちが緩んでいた」と反省。シーズン最後のゲームを、そう締めくくった。

 

 

 一方、全敗でリーグ戦を終えた拓大は、2部1位の山梨学大と2週間後に入れ替え戦を戦う。タウアテ・ヴァル・ウヴェ・ヘル主将は、試合後の円陣で「2週間、厳しい練習をやろう。自信を持とう」とチームを鼓舞した。

 

(文・見明亨徳)

 

 

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