関東大学リーグ戦のラストゲームで意地を見せた東海大
(撮影:高塩 隆)
(撮影:高塩 隆)
関東大学リーグ戦で昨季1位も今シーズンはすでに3敗と苦しんだ東海大は、24日、かねて優勝の決まった流経大に61−29と快勝。4勝目を挙げ4位となり、大学選手権出場(5位以内で確定)を決めた。
セットプレーとボール争奪局面で圧力をかけ、スピードランナーが止めを刺す。そんな理想のラグビーを具現化した東海大が、9トライを挙げた。
まず前半13分、中盤で球を回して左タッチライン際のWTB石井魁が快走、ゴールラインを割って先制した(ゴールも決まり7−0)。19分には7−5と迫られるも、東海大は26分にWTB小原政佑の中央突破から敵陣中盤でラックを形成。その右でパスを受けたCTB林大成が守備網の背後にキックを放ち、FB近藤英人が弾道を追いトライを挙げた。その後、一度も逆転を許さず追加点を重ねた。勝った木村季由監督は、「自分たちのラグビーを追求していくなか、今日はいい部分が出た」と前向きに語った。
一方、流経大は後半にFLジョージ・リサレの豪快な突破などで24得点をマークするも、及ばず。内山達二監督は、「東海大の圧力で崩されて、エリアをコントロールしきれず…」と振り返った。
(文・向 風見也)