関東大学リーグ戦1部は24日、東京・秩父宮ラグビー場などで今季最終節の全4試合を行い、順位が確定した。
全国大学選手権大会(セカンドステージ)へ進めるのは、同リーグの上位5チーム。4位、5位争いは大混戦で、最終戦の結果次第では4チームが3勝4敗(勝点16)で並ぶ可能性があった。
抜け出したのは昨季王者の東海大。今季1位を確定させていた流通経済大から9トライを奪い、61−29と大勝、4勝3敗(勝点19)で4位にすべりこんだ。そして、最後の枠を獲得したのは日本大だった。他の3試合よりも2時間早く、秩父宮12時キックオフの試合に臨んだ日大は、2位を決めていた中央大を16−13で撃破。先に勝点16として、ボーダーライン上で競っていたライバル校の結果を待った。
日大と並ぶ可能性があったのは、前節終了時点で2勝4敗の法政大と立正大だった。東京・上柚木陸上競技場で戦った法大は、25−12で拓殖大に勝利。埼玉・熊谷ラグビー場で3位の大東文化大と対戦した立正大は、12−34で敗れた。
3チーム以上が勝点で並べば順位決定の条件は違ったが、2校が同点の場合は当該校の対戦の勝利チームが上位となるため、9月21日の対戦で法大に22−7で勝っていた日大の5位が決定。法大は6位で涙をのんだ。
7位の立正大と、全敗で8位となった拓殖大は、2部リーグ上位校との入替戦(12月8日)に臨む。