関東大学リーグ戦1部で昨季2位の流経大は16日、東京・江戸川陸上競技場で中大と激突。ここまで5戦全勝同士での大一番を制し、2季ぶり2度目の優勝を狙いたい。
今季は1対1の局面を制しつつボールを左右に動かす「ダイナミックラグビー」を提唱。昨季からリーダーシップを評価されてきたNO8高森一輝主将は、シーズン中盤に「均衡した状態でどう敵陣に入るかを意識する。敵陣に入ったら自分たちのラグビーをする」と当時の目指す形を説明し、「1オン1(1対1)で勝っていく」とも決意していた。以後、順調に白星を重ね、終盤戦に挑む。
対する中大は、酒井宏之新ヘッドコーチのもと明るさと守備時の組織性を体得。高素材を有しながらも低迷した以前とは、違った試合運びを展開している。しかし、流経大の内山達二監督は「勢いのあるチーム。それに飲まれないようにしたい」としつつも「いつも通りやれば大丈夫」と自信を持つ。「1試合ごとに成長する」というクラブを率い、好調なチャレンジャーを迎え撃つ。
(文・向風見也)