自分で道を切り開く。欧州での成長を誓ったジェームズ・オコナー
(撮影:Yasu Takahashi / Nichigo Press)
空港で泥酔騒動を起こすなどグラウンド外で問題行動が多く、オーストラリアラグビー界で不人気選手となってしまった同国代表44キャップ保持者の若きスター、ジェームズ・オコナーが、イングランドの最高峰リーグ(プレミアシップ)に属するロンドン・アイリッシュと来年5月末(2013−14シーズン終了)までの短期契約を結んだ。29日、同チームが公式に発表した。
早ければ11月3日のノーサンプトン・セインツ戦でデビューする。
SH以外、どのバックラインでもプレーでき、キッカーも任せられる万能の23歳は、トラブル多発でオーストラリアラグビー協会から契約を解除されたばかりだが、代表(ワラビーズ)復帰への思いは強く、再起のため環境の異なるヨーロッパで新たな経験を積んで、来年6月には母国へ戻る予定。
オーストラリア代表のユーアン・マッケンジー ヘッドコーチは選手選考について、南半球最高峰リーグのスーパーラグビーでプレーした選手のなかから選ぶことをポリシーとしている。オコナーは同大会の2014年シーズン終盤に参加できる可能性はゼロではないが、指揮官の目を輝かせるには、大きな成長を示す必要がある。
【関連記事】
悪童オコナー、プロラグビー人生の危機! 豪協会から契約解除
http://rugby-rp.com/news.asp?idx=104927
再起を期するオコナー、欧州行き決断! 移籍先未定、短期契約へ
http://rugby-rp.com/news.asp?idx=105000&page=1