2013年の韓国国体に該当する「第94回全国体育大会」が、10月18日から仁川特別市南洞競技場で開催された。最終日の24日は一般・大学、高校の決勝が行われ、一般・大学は韓国電力が33−18で尚武を破り、大会2連覇を遂げた。高校は2年ぶりの優勝を目指す富川北高が42−14で慶山高を下し、頂点に立った。
これで、韓国の2013年シーズンはほぼ終了した。
<一般・大学>
■決勝(10月24日)
・韓国電力(江原道) 33 (19−6) 18 尚武 (韓国軍体育部隊、仁川市)
〔韓国電力 5T4G、尚武 2T1G2P〕
韓国電力が試合の主導権を握り2連覇。
先制は尚武だった。3分、SO朴ホンシクがペナルティゴール(PG)を決める。しかし韓国電力は10分、CTBユ・ミンヒョン(元代表)のトライと、今大会好調の代表SO呉潤衡(オ・ユンヒョン)がコンバージョン成功で7−3と逆転した。尚武は30分にSO朴がPGを決めるも、その後、韓国電力がFL黄仁朝(ファン・インジョ、代表)とCTB金ヒョンスのトライ追加で、19−6とした。
後半も韓国電力の勢いは止まらず、13分、WTB金洸民(キム・グァンミン、代表)がゴールへ駆け抜け、26−6。尚武は18分にLO李サンホ、31分にはNO8李ヨンスンの連続トライなどで26−18と迫ったが、最後は韓国電力のNO8韓建奎(ハン・コンギュ、代表)がトライラインを越えて、勝負を決めた。
■準決勝(10月22日)
・尚武(韓国軍体育部隊、仁川市) 32 (15−7) 32 ポスコ建設(慶尚北道)
※ ゴールキック合戦(尚武 4−3 ポスコ)
〔尚武 5T3G1P、ポスコ 4T3G2P〕
◆韓国電力(江原道) 28 (8−5) 5 三星重工業(慶尚南道)
〔韓国電力 3T2G3P、三星 1T〕
<高校>
■決勝(10月24日)
・富川北高(京畿道) 42 (28−7) 14 慶山高(慶尚北道)
〔富川 6T3G2P、慶山 2T2G〕
前半で富川北が試合を決めた。わずか1分でWTB金ジュンファがトライラインを越え先制。7分にはNO8パン・ジンソクがファイブポインターとなり、10−0へ。慶山は13分、NO8朴ソンジェのトライと、SHユン・ヘジンのゴール成功で7点を返す。しかし2分後、富川北はCTB金ジンヒョクがトライ。さらに、FBチョン・ジェグァンの連続PGで21−7。26分にもFL金スンジュンがトライをあげ、28−7と大きくリードした。
後半、最初は慶山に1トライ1ゴールを奪われたが、富川北は終盤に2トライ2ゴールを追加し、ノーサイドを迎えた。
(文・見明亨徳)