トニー・ウッドコク
(Photo: NZRU)
南半球最強クラブを決めるスーパーラグビーで、10年間優勝から遠ざかっているブルーズ(ニュージーランド)は17日、オールブラックスPRとして歴代最多キャップを持つトニー・ウッドコク(32歳)と、来季契約を結んだと発表した。
ウッドコクは今年、国内ライバルチームのハイランダーズでプレー。同クラブとは当初、2014年シーズンまでの契約を交わしていたが、「家族がいるホーム(オークランド地方)に帰りたい。そして、古巣のブルーズで自分のラグビー人生を終えたい」という本人の希望により、復帰が決まった。
日本代表で指揮を執ったジョン・カーワン ヘッドコーチが率いるブルーズは、王座奪還を目指す来季の新戦力として、ニュージーランド代表復帰に強い意欲を持つトヨタ自動車のFLジェローム・カイノや、ラグビーリーグ(13人制)の大スターだったベンジー・マーシャルなども獲得しており、次は、ハイランダーズで構想外となったオールブラックスCTBのマア・ノヌーを狙っているといわれている。
一方、ウッドコクを失ったハイランダーズからは、前主将のオールブラックスHOアンドリュー・ホアや、代表経験者のPRジェイミー・マッキントッシュも退団しており、フロントローの若返りを図り、アルゼンチン代表の新星PRマティアス・ディアスなどが加わる。
2014年スーパーラグビーに向けたニュージーランド勢の最終スコッドは、今月末までに発表される予定。