ラグビーリパブリック

3度目のライバル対決は香港が制す! 日本、インドセブンズ2位

2013.10.13

 「HSBC アジア セブンズシリーズ 2013」の第3ラウンド、インドセブンズの決勝トーナメントが13日にムンバイで行われ、瀬川智広ヘッドコーチ率いる男子7人制日本代表は2位に終わった。
 前日のプール戦を1位で通過していた日本は、カップ準々決勝でタイを38−0と圧倒し、マレーシアとの準決勝は19−0で勝利。しかし決勝は、昨年のタイトルホルダーである香港と対戦し、14−24で敗れた。
 


 頂上対決。前半2分、ゴール前でペナルティを与えて、速攻から先制トライを許した日本。5分後にはロングキックを駆使されて、香港の俊足ランナーにゴールラインを越えられた。
 それでも前半終了前、日本代表のロマノ・レメキがハーフウェイからグラウンドの中央を突破し、7−14でハーフタイムへ。
 タックルでビッグヒットもあり、流れを変えたかった日本だが、後半早々、ステップ鋭い香港選手に防御網を破られてしまう。今季第1ラウンドのマレーシアセブンズと、第2ラウンドのタイセブンズでも日本の後塵を拝し、絶対に負けたくない昨季王者の香港は、テストマッチさながらにペナルティゴールでも加点し、リードを守り切った。



 今季アジアセブンズシリーズは3ラウンドを終えて、日本が35ポイントでトップ。2位の香港は34ポイントでつけており、最終・第4ラウンドのシンガポールセブンズ(11月9〜10日開催)でシーズンチャンピオンが決まる。


 



 


●男子7人制日本代表 瀬川智広ヘッドコーチ コメント



 高温多湿の気候、ぬかるんだグラウンドという環境のなかで、選手たちはよく頑張った。アジアシリーズの3大会連続優勝を目指したが、大事なところでミスが出たり反則を犯して流れをつかめなかったりという、大会を通じての課題を決勝まで修正できなかった。
 香港代表との差は大事なところでの集中力。この結果を真摯に受け止めて、次のシンガポールセブンズの優勝とアジアシリーズの総合優勝を目指す。


 



●男子7人制日本代表 坂井克行キャプテン コメント



 今回のターゲットにしていた優勝を逃してしまい、大変悔しい。この借りはシンガポールセブンズでしっかりと返したい。この悔しさをバネに次のステップに進みたいと思う。香港代表のプレッシャーや自分たちのミスとペナルティによって、自分たちのラグビーができなかったのが敗因。今回出た課題を修正して、もう一度、ジャパンのスタイルを極めなおしたい。


 

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