冷静にゲームを操るルアン・ピナール
(撮影:Yasu Takahashi / Nichigo Press)
セルティックリーグ(ラボダイレクト・プロ12)に属するアイルランドの強豪アルスターは8日、南アフリカ代表のSHルアン・ピナール(29歳)と3年間の契約延長で合意に達したと発表した。
SOもできる優れたプレーメーカーのピナールをめぐっては、昨季欧州チャンピオンのトゥーロン(フランス)が獲得に動き、移籍は確定的との報道もあったが、彼は2017年6月まで北アイルランドのベルファストに残ることを決意し、ハイネケンカップとプロ12のタイトル奪還に全力を注ぐ。
2007年ワールドカップの優勝メンバーでもあるピナールは、現在も南アフリカ代表に欠かせないベテラン選手のひとり。テストキャップ数は71。ニュージーランドやオーストラリアとは違い、南アラグビー協会は海外を拠点とする選手もナショナルチームの選考対象にしており、ピナールは2010年から北半球と南半球を往復して、クラブと代表の試合を両立している。