WTB磯田泰成と並び6トライを奪った帝京大FLマルジーン・イラウア。(撮影/石橋英生)
王者は終始、1対1の局面を圧倒し続けた。日体大の守備網が乱れると、SH流大、SO中村亮土主将らBK陣が連動してスペースを突いた。
10月6日におこなわれた関東大学対抗戦Aの帝京大×日体大(東京・上柚木公園陸上競技場)。大学選手権4連覇中の帝京大は、昨季の対抗戦Aで6位だった日体大に、今季の最多得点である147-0で完勝した。開幕3連勝だ(日体大は0勝3敗)。
帝京大は前半3分にドロップアウトからの連続攻撃でWTB磯田泰成 がノーホイッスルトライを決めると(ゴール成功)、5分、7分と続けて、相手ボールキックオフからのノーホイッスルトライをマーク。19-0とした。結局、ゴールラインを23回も越え、大外で待つ快速WTB磯田、突破役のFLマルジーン・イラウアはそれぞれ6トライずつを記録した。
勝った岩出雅之監督は、「ウチにとっては引き締まった部分の多いゲーム」と振り返った。一方、敗れた米地徹部長兼監督は、「対抗戦でこのようなゲームをやってしまい、申し訳ないという思いが強い」と声を絞った。
10月20日の東京・秩父宮ラグビー場で帝京大は筑波大と、日体大は明大とそれぞれ対戦する。
(文/向 風見也)