ジャパンラグビートップリーグは、6日に大阪(近鉄花園ラグビー場)と岩手(盛岡南公園球技場)で、ファーストステージ第5節の残り4試合が行われた。
プールAでは、唯一の全勝だった神戸製鋼に土がついた。花園でトヨタ自動車と対戦し、10−43。3季ぶりのプレーオフ進出を目指すトヨタ自動車は、ルーキーのWTB彦坂匡克(筑波大出身)が5トライの大活躍で、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれている。神戸製鋼は4勝1敗(勝点19)、トヨタ自動車は3勝2敗(勝点14)となった。
同組でトップに立ったのは、3連覇を目指すサントリー。花園での第1試合で、日本最高峰リーグに戻ってきた豊田自動織機を、24−17で退けた。しかし、前半に3連続トライを挙げて21点差をつけながら、後半は失速してペナルティゴール1本を加えたのみ。初勝利を目指す織機に7点差まで詰められ、終盤はゴール前まで攻め込まれる場面もあったが、辛くも逃げ切った。サントリーは4勝1敗(勝点21)、豊田自動織機は0勝5敗(勝点6)。
プールBでは、今季負けなしの東芝とヤマハ発動機が岩手で激突し、33−17でヤマハが逆転勝利を収めた。ラインアウトは安定しなかったものの、接点で激しくファイトし、テンポよくつないだヤマハ。5点を追う後半の64分、日本代表CTBでもあるマレ・サウが中央突破で逆転につながるトライを挙げると、その4分後にはFB五郎丸歩が駆け抜け、終盤にはスピードある連続攻撃をFL三村勇飛丸がフィニッシュした。4勝1分で勝点を21に伸ばしたヤマハ発動機はプールBの首位に浮上。ボーナスポイントも奪えず、勝点18(4勝1敗)の東芝は3位に後退した。
岩手で行われたB組のもう1試合は、クボタが37−24でキヤノンに競り勝った。7人制日本代表でもあるWTB原田季郎の約80メートル独走トライで先制したキヤノンが勢いづくかと思われたが、クボタは14分にWTB伊藤有司が、20分にはFL鈴木康太がゴールラインを越え、逆転。20−10で迎えた後半は、ボールキープの時間長く先に主導権を握り、3連続トライで加点し勝負を決めた。
ファーストステージはあと2節。次週末は試合は行われず、10月19日にバトル再開となる。
【プールA 順位表】
http://rugby-rp.com/j_league.asp?code_s=1002100010001000
【プールB 順位表】
http://rugby-rp.com/j_league.asp?code_s=1002100010001001