ジャパンラグビートップリーグは10月5日、大阪・近鉄花園ラグビー場などで第5節の4試合が行われた。
プールAでは、好調のNECが愛媛・ニンジニアスタジアムで九州電力と対戦し、28−15で4連勝。前半に3トライを奪い20−0で折り返すと、後半11分にはWTB釜池真道がこの日2度目のゴールライン越えを果たし、ボーナスポイントを獲得した。NECは4勝1敗で勝点を20に伸ばし、首位に立った。九州電力はトンネルを抜け出せず、開幕から5連敗(勝点0)。セカンドステージは、各プール5位〜8位のチームが集うグループBで戦うことが決定した。
花園で行われた“NTTダービー”は、28−17でNTTコミュニケーションズが制した。敗れたNTTドコモは、スクラム、ラインアウトのセットプレーに苦しみ、終盤の猛追も届かなかった。NTTコムは3勝2敗(勝点14)でプールAの暫定4位。ドコモは勝点10から伸びず、2勝3敗となっている。
プールBでは、パナソニックが埼玉・熊谷ラグビー場でコカ・コーラウエストと対戦し、39−5で快勝した。NO8ホラニ龍コリニアシのハットトリックなどで計6トライを奪い、ボーナスポイントも上乗せしてトップに浮上している(3勝1分1敗=勝点18)。2季ぶりに日本最高峰リーグに復帰したコカ・コーラウエストだが、いまだ白星なし(0勝1分4敗=勝点3)。
花園で行われたもう1試合は、近鉄が35−19でリコーを下した。序盤に先制トライを許した近鉄だったが、同点に追いついたあとの前半34分、SO重光泰昌が抜け出し、NO8ラディキ・サモにつないで逆転。37歳ながら衰えを見せない元オーストラリア代表のサモは、後半早々にもトライを決め、チームの今季2勝目(3敗=勝点12)に貢献した。リコーは1勝1分3敗(勝点8)となった。