ラグビーチャンピオンシップの栄冠獲得へ向け、ラストバトルに出場するマコウ
(撮影:Yasu Takahashi / Nichigo Press)
今週土曜日に南アフリカのジョハネスバーグで行われる、南半球4カ国対抗戦(ラグビーチャンピオンシップ)の優勝をかけた最後の大一番へ向け、ニュージーランド代表“オールブラックス”と、南アフリカ代表“スプリングボックス”が試合登録メンバーを発表した。
連覇を狙うオールブラックスには、左膝を痛めていた主将のリッチー・マコウが4週間ぶりに戦列復帰。自身にとってテストマッチ120試合目は、オープンサイドFLで先発出場する。タイトヘッドPRのオーウェン・フランクスは先週末のアルゼンチン代表戦で股関節を負傷したため、チャーリー・ファウムイナが3番をつけることになった。
マア・ノヌー&コンラッド・スミスのミッドフィールドコンビで、テストマッチ出場は51試合目。アイルランド代表のゴールデンペア、ブライアン・オドリスコル&ゴードン・ダーシーを抜き、世界最多のCTBパートナーシップ新記録となる。
一方、2009年以来の南半球タイトル獲得に燃えるスプリングボックスは、オールブラックスとの第1戦で最も闘志をむき出しにしていたHOビスマルク・デュプレッシーがスタメンに戻ってきた。寡黙な野獣、テンダイ・ムタワリラは、南ア代表PRとして歴代5人目の50キャップ保持者となる。
先週末行われたオーストラリア代表戦でのラフプレーにより出場停止処分を科されたLOフリップ・ファンデルメルヴァに代わり、ジュアンドレ・クリヤーが5番をつける。ハーフバックでSOモルネ・ステインとともにゲームをコントロールするのは、サントリーサンゴリアスに籍を置く世界的SHのフーリー・デュプレアだ。
CTBは、大腿四頭筋を痛めているJJ・エンゲルブレヒトが出場できなければ、ルーキーのヤン・サーフォンテインが先発となる。
現在、5勝0敗(勝点23)のニュージーランド代表に対し、南アフリカ代表は4勝1敗(勝点18)。ニュージーランドは、もし負けて勝点4をゲットできなくても、7点差以内の敗戦か、4トライ以上獲得でボーナスポイントを1点とれば総合成績で上回るため、圧倒的優位な状況にある。逆転優勝を狙う南アフリカは、自分たちが4トライ以上を挙げて8点差以上で勝ち、被トライを3本までに抑えれば王座奪還となる。
<2013 ラグビーチャンピオンシップ 最終戦 / 南アフリカ代表メンバー>
1.テンダイ・ムタワリラ(シャークス) 2.ビスマルク・デュプレッシー(シャークス) 3.ヤニー・デュプレッシー(シャークス) 4.エベン・エツベス(WP) 5.ジュアンドレ・クリヤー(ラシン・メトロ) 6.フランソワ・ロウ(バース) 7.ヴィレム・アルベルツ(シャークス) 8.デュアン・フェルミューレン(WP)
9.フーリー・デュプレア(サントリー) 10.モルネ・ステイン(スタッド・フランセ) 11.ブライアン・ハバナ(トゥーロン) 12.ジャン・デヴィリアス(主将/WP) 13.JJ・エンゲルブレヒト(ブルーブルズ) または ヤン・サーフォンテイン(ブルーブルズ) 14.ヴィリー・ルルー(グリクアス) 15.ザイン・カーシュナー(レンスター)
【リザーブ】
16.アドリアーン・ストラウス(チーターズ) 17.ガースロ・スティアンカンプ(トゥールーズ) 18.コーニー・ウーストハイゼン(チーターズ) 19.フランコ・ファンデルメルヴァ(ライオンズ) 20.シヤ・コリシ(WP) 21.ルアン・ピナール(アルスター) 22.パット・ランビー(シャークス) 23.ヤン・サーフォンテイン(ブルーブルズ) または ジュアン・デヨーン(WP)
<2013 ラグビーチャンピオンシップ 最終戦 / ニュージーランド代表メンバー>
1.トニー・ウッドコク(ノースハーバー) 2.アンドリュー・ホア(タラナキ) 3.チャーリー・ファウムイナ(オークランド) 4.ブロディー・レタリック(ベイ・オブ・プレンティ) 5.サム・ホワイトロック(カンタベリー) 6.リーアム・メッサム(ワイカト) 7.リッチー・マコウ(主将/カンタベリー) 8.キアラン・リード(カンタベリー)
9.アーロン・スミス(マナワツ) 10.アーロン・クルーデン(マナワツ) 11.ジュリアン・サヴェア(ウェリントン) 12.マア・ノヌー(ウェリントン) 13.コンラッド・スミス(ウェリントン) 14.ベン・スミス(オタゴ) 15.イズラエル・ダグ(ホークスベイ)
【リザーブ】
16.デイン・コールズ(ウェリントン) 17.ワイアット・クロケット(カンタベリー) 18.ベン・フランクス(ホークスベイ) 19.スティーヴン・ルアトゥア(オークランド) 20.サム・ケイン(ベイ・オブ・プレンティ) 21.タウェラ・カーバーロー(ワイカト) 22.ボーデン・バリット(タラナキ) 23.チャールズ・ピウタウ(オークランド)