堀江恭佑
(撮影:BBM)
先週末は中断されていた日本最高峰のラグビートップリーグ(TL)は、27〜29日、各地で第4節の試合がある。現在プールBで2勝1分、8チーム中2位につくヤマハは、山口・維新百年記念公園陸上競技場でのコカ・コーラウエスト戦にNO8堀江恭佑が先発。新人ながら、開幕から4試合連続のスタメン出場を決めた。
明大卒の堀江は、身長183センチ、体重103キロの体躯で強烈な突進を繰り返すランナーだ。「(大学ラグビー界と比べ)TLの方が全然激しい」としながら、「そこ(力勝負)は自分の強みなので、負けたくない思いもある」と話していた。
「コンタクトの瞬間、インパクトは大学と(TL)は違うんですけど、そのなかでも自分が1歩前に出られるように」
今月15〜17日には、日本代表候補合宿(都内)に初参加。「9月の初め頃、清宮監督(克幸・ヤマハ)に言われた。思い切ってやろう、と」。11月のオールブラックスことニュージーランド代表とのテストマッチ(国同士の真剣勝負)や欧州遠征に向け、オープンサイドFLとしての成長を期待されている。オーストラリア代表111キャップ(テストマッチへの出場数)のFLジョージ・スミスから指導を受け、「実際に動きを見せてもらって、(接点で相手が持つ)ボールへ働きかけるスピードなどを実感できた」と振り返っていた。
「(オープンサイドFLとしての)動きはまだまだだけど、これから成長できる。(TLのシーズンは)これからまだまだ長い。ヤマハでも徐々にフィットしている。1戦、1戦、気を抜かずにやっていけたら」
(文・向風見也)