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流経大が57得点で初戦白星! 拓殖大は「コンタクト負け」(遠藤監督)

2013.09.22


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拓殖大のパワフルCTBステイリン・パトリックを止めに行く流通経済大の選手たち
(撮影:Katsuji Fujii)


 


 


 関東大学リーグ戦1部は22日、各地で3試合があり、埼玉・熊谷ラグビー場では昨季2位の流経大と同3位の拓殖大が激突。序盤に連続失点した流経大が、57−29で逆転勝利を決めた。1勝0敗で勝点を4とし、10月6日に群馬・前橋で法大(昨季4位)戦に臨む。



 序盤は拓大がペースを掴んだ。前半1分にCTBステイリン・パトリックがペナルティゴールを決め、12分にWTB塩倉翔大が前に蹴り込んだ球を自ら掴んでトライラインへ運ぶ。20分には敵陣ゴール前右中間でのスクラムを押し込み、FLタウアテ・ヴァル・ウヴェ・ヘルが追加点を挙げた。分厚いサポートによる連続攻撃も機能させ、15点リードを奪った。



 しかし前半20分のウォーターブレイクを境に、一昨季王者の流経大が息を吹き返す。24分に敵陣10メートル線付近左のラインアウトから右へ展開、SO屋宜ショーンロバートがチーム最初のトライを挙げる。続く32、37分にはラインアウトからのモールを起点にゴールラインを突破。スコアを21−15とひっくり返した。後半はさらに加速し、途中出場のFLジョージ・リサレは21、41分と合計2トライをマーク。CTB合谷和弘の果敢な仕掛けも冴え、終わってみればワンサイドゲームだった。



 もっとも、中盤以降も拓大の快足ランナーの突破を許すシーンもあり、勝った内山達二監督は「やろうとしている立ってつなぐラグビーをやり切れなかった」と反省。次戦以降に向け、「どんどんボールを繋ぐダイナミックラグビーを」と前を向いた。



 一方、敗れた遠藤隆夫監督は「完敗ですね。フィジカル負け。相手をタックルで倒せなかった」。0勝1敗で勝点を1とし、10月6日には昨季7位の大東大と対戦する。


(文・向風見也)


 

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