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女子7人制日本代表、中国に惜敗で2位 アジアシリーズ第1ラウンド

2013.09.21

 アジア12カ国・地域の女子7人制代表が参加して行われた「ARFU アジア女子セブンズシリーズ 2013」の第1ラウンド、タイセブンズは、中国の優勝で幕を閉じた。日本は2位。
 プール戦で韓国と中華台北に快勝し、フィリピンを圧倒してベスト4入りしていた女子7人制日本代表(愛称:サクラセブンズ)は、21日の準決勝でカザフスタンを17−0で下し、決勝へ進んだ。しかし、ライバル中国との頂上決戦では、前半に山口真理恵と大黒田裕芽がトライを挙げて3点リードで折り返したものの、後半6分にゴールラインを割られ、10−14で惜敗した。
 リベンジに燃えるサクラセブンズはこのあと、10月下旬に上海で開催される「アジアパシフィック女子セブンズ 2013」に参加し、11月上旬にはアジア女子セブンズシリーズの第2(最終)ラウンド、インドセブンズに出場する。


 



 


 


■女子7人制日本代表 浅見敬子ヘッドコーチ コメント



 準決勝のカザフスタン戦までは良い形で、決勝の中国戦にも準備をしっかりして臨めたが、最後の最後で勝てなかった。そこにはいろいろな原因があると思う。決勝は10分ハーフだったので、日本のフィットネスの優位さを出せる試合にしたかったが、ペナルティやミスで流れをつかめなかった。
 また、逆転したところまでは良かったが、その後の得点機に取りきれなかった。最初の入りで簡単に取られてしまったことも、敗因の一つだと思う。これまで取り組んできたアタックやディフェンスでの素早いポジショニングに関しては、質の面ではまだまだだが、それをやり切ろうという意識が選手にあった。通用したところだったので、これからもやり続けたい。
 ディフェンスは、個々の運動量と身体を張って前に出るというシンプルなところだけに集中してやってきたが、それで、アジアの強豪チーム相手にここまで戦えた。システムも大事だが、個々のタックル技術を高めていきたい。


 



■女子7人制日本代表 中村知春キャプテン コメント



 決勝は勝てる試合だったのに、ミスをしてしまったり、試合中に修正できなかったり、また、判断ミスを重ねてしまったりして、自分たちで落としてしまった。まだまだ成長し切れていないと感じた。詰めが甘いところは、これまでもずっと指摘されてきたところ。普段の練習から修正して、次のアジアパシフィック女子セブンズでは必ず優勝し、カップを持ち帰りたい。


 

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