JP・ピーターセン
(撮影:BBM)
南アフリカ代表48キャップ(国同士の真剣勝負への出場数)のJP・ピーターセンは今季、日本最高峰のラグビートップリーグ(TL)で6季連続4強入りのパナソニックに加入。チーム内で確かな存在感を示している。
8月31日、大阪・キンチョウスタジアム。前年度7位・近鉄とのTL開幕節では、後半21分からアウトサイドCTBとして出場した。グラウンドに出て間もなく国内初トライを記録するなど、身長190センチ、体重102キロの巨躯は躍動する。試合終了直前には、自陣からのビッグゲインでWTB山田章仁の得点をアシストした。夏場からの合流とあって仲間からは「まだサインは覚えていないのでは」と指摘されながら、要所で好プレーを連発していた(○ 46−0)。
開幕前、「日本に来たのはレベルの高い選手になりたかったから」と話していた。27歳。TLに専念することで、母国代表選手としてよりレベルアップしたいと誓うのである。
「この国でスキルを向上させてスプリングボクス(母国代表の愛称)に呼ばれれば、前回南アの代表になった時よりもいい選手としてプレーできると思います。毎週、毎週、チームともフィットしていきたい」
パナソニックは7日、東京・秩父宮ラグビー場でキヤノンとの第2節に挑む。ピーターセンは2試合連続でベンチ入りの予定だ。
(文・向風見也)