CTBフランシス・サイリは念願のオールブラックスデビューとなる
(撮影:Yasu Takahashi / Nichigo Press)
世界ランキング1位のニュージーランド代表は今週土曜日、ラグビーチャンピオンシップ(南半球4カ国対抗)の第3戦として、地元ハミルトンで世界ランク10位のアルゼンチン代表と対戦する。開幕から2連勝の王者と、今大会でいまだ勝ち星なしの南米からの挑戦者。両チームが試合登録メンバーを発表した。
ニュージーランド代表(オールブラックス)には、テストマッチで世界最多得点記録を持つSOダン・カーターが復帰。ふくらはぎを痛めて開幕2試合を欠場したが、万全の状態に戻り、7日の試合では10番をつける。2番手SOのアーロン・クルーデンが膝を負傷中のため、SOボーデン・バリットがリザーブに入った。
また、今年のスーパーラグビーで活躍したフランシス・サイリのオールブラックスデビューが決定。22歳のスキルフルなCTBは、足首の状態がよくないマア・ノヌーに代わって12番をつけ、カーターやCTBコンラッド・スミスとのコンビで貴重な経験を積む。
第一列では、チャーリー・ファウムイナがタイトヘッドプロップのポジションを獲得した。
一方のアルゼンチン代表(ロス・プーマス)には、主将のフアン・マルティン・フェルナンデス・ロッベがふくらはぎの故障から復活した。ルースFWのレオナルド・セナトーレが8月24日の南アフリカ代表戦で相手LOエベン・エツベスに噛みついて9週間の出場停止となったため、過去2試合で7番をつけていたフアン・マヌエル・レギサモンがNO8に移動する。
ケガで第2戦を欠場していたFBフアン・マルティン・エルナンデスも戦列復帰。ロッベが不在の間ゲームキャプテンを務めていたベテランCTB/SOフェリペ・コンテポーミは、控え要員としてベンチで待機する。
ロス・プーマスはこれまで、世界最高軍団のオールブラックスに16回挑み、一度も勝ったことがない。しかし、1985年11月にブエノスアイレスで行われた試合は21−21で引き分けており、今度の対決も善戦が期待される。
<2013 ラグビーチャンピオンシップ / 第3戦 ニュージーランド代表メンバー>
1.トニー・ウッドコク(ハイランダーズ) 2.アンドリュー・ホア(ハイランダーズ) 3.チャーリー・ファウムイナ(ブルーズ) 4.ブロディー・レタリック(チーフス) 5.サム・ホワイトロック(クルセーダーズ) 6.スティーヴン・ルアトゥア(ブルーズ) 7.リッチー・マコウ(主将/クルセーダーズ) 8.キアラン・リード(クルセーダーズ)
9.アーロン・スミス(ハイランダーズ) 10.ダン・カーター(クルセーダーズ) 11.ジュリアン・サヴェア(ハリケーンズ) 12.フランシス・サイリ(ブルーズ) 13.コンラッド・スミス(ハリケーンズ) 14.ベン・スミス(ハイランダーズ) 15.イズラエル・ダグ(クルセーダーズ)
【リザーブ】
16.デイン・コールズ(ハリケーンズ) 17.ワイアット・クロケット(クルセーダーズ) 18.ベン・フランクス(ハリケーンズ) 19.ジェレミー・スラッシュ(ハリケーンズ) 20.サム・ケイン(チーフス) 21.タウェラ・カーバーロー(チーフス) 22.ボーデン・バリット(ハリケーンズ) 23.チャールズ・ピウタウ(ブルーズ)
<2013 ラグビーチャンピオンシップ/第3戦 アルゼンチン代表 メンバー>
1.マルコス・アジェルサ(レスター/ENG) 2.エウセビオ・ギニャス(バース/ENG) 3.フアン・フィガッロ(モンペリエ/FRA) 4.マヌエル・カリッサ(リブレ) 5.フリオ・ファリアス・カベッジョ(トゥクマン) 6.フアン・マルティン・フェルナンデス・ロッベ(トゥーロン/FRA) 7.パブロ・マテラ(パンパスXV) 8.フアン・マヌエル・レギサモン(リヨン/FRA)
9.マルティン・ランダホ(CASI) 10.ニコラス・サンチェス(ボルドー/FRA) 11.オラシオ・アグージャ(バース/ENG) 12.サンティアゴ・フェルナンデス(リブレ) 13.マルセロ・ボッシュ(サラセンズ/ENG) 14.ゴンサロ・カマチョ(レスター/ENG) 15.フアン・マルティン・エルナンデス(ラシン・メトロ/FRA)
【リザーブ】
16.アグスティン・クレビィ(ウスター/ENG) 17.ナウエル・ロボ (ニューカッスル/ENG) 18.フアン・パブロ・オルランディ(バース/ENG) 19.マリアノ・ガラルサ(パンパスXV) 20.ベンハミン・マコーメ(トゥクマン) 21.トマス・クベッリ(ベルグラーノ) 22.フェリペ・コンテポーミ(ニューマン) 23.ルーカス・ゴンサレス・アモロシーノ(リブレ)