ヨーロッパの2大クラブ大会のひとつ、「アムリン・チャレンジカップ」を統括するERCは9月2日、2013−2014シーズンの同大会に出場予定だったスペインのオリンパス・ラグビーXVが財政難のため離脱したことを明らかにし、代わりにポルトガルのリスボンを本拠地とするルシターノズXVが参戦すると発表した。
ERCは7月末からスペインラグビー協会と協力して、オリンパスの大会参加に向けて努力してきたが実らず、代替チームをイタリア、ルーマニア、ポルトガルから探していた。
ポルトガルラグビー協会の支援を受け、国内リーグのベストプレーヤーたちを集めて結成されるルシターノズは、2013−14アムリン・チャレンジカップのプール5に入り、スタッド・フランセ(フランス)、ロンドン・アイリッシュ(イングランド)、カヴァリエリ・プラート(イタリア)と対戦する。
ポルトガルラグビー界は年々発展しており、2007年には代表チームがワールドカップ初出場を果たした。現在、IRB(国際ラグビーボード)の世界ランキングは22位。ポルトガルのクラブチームは、1998−99シーズンと2004−05シーズンにも欧州チャレンジカップに参加している。
<2013−2014 Amlin 欧州チャレンジカップ>
【プール1】
ビアリッツ(フランス)、セール・シャークス(イングランド)、ウスター・ウォーリアーズ(イングランド)、オヨナ(フランス)
【プール2】
バース(イングランド)、ニューポート・グウェント・ドラゴンズ(ウエールズ)、ボルドー・ベーグル(フランス)、モリアーノ(イタリア)
【プール3】
ブリーヴ(フランス)、ニューカッスル・ファルコンズ(イングランド)、カルヴィザーノ(イタリア)、ブカレスト・ウルヴズ(ルーマニア)
【プール4】
ロンドン・ワスプス(イングランド)、ヴィアダーナ(イタリア)、アヴィロン・バイヨネ(フランス)、グルノーブル(フランス)
【プール5】
スタッド・フランセ(フランス)、ロンドン・アイリッシュ(イングランド)、カヴァリエリ・プラート(イタリア)、ルシターノズXV(ポルトガル)