HSBCアジアセブンズシリーズで王座奪還を目指す男子7人制日本代表が、今季第1ラウンドのマレーシアセブンズで優勝カップを獲得した。クアラルンプールで開催された同大会は、9月1日に順位決定トーナメント戦が行われ、日本はカップ準々決勝でタイを49−0と圧倒すると、韓国との準決勝は前半を支配されたものの、後半に3トライを奪って15−7で逆転勝利。決勝では、アジアシリーズ前王者の香港とぶつかり、7−10とリードされて迎えた後半9分にBK伊藤拓巳(NTTコミュニケーションズ)が逆転トライを挙げ、14−10で熱戦をものにした。
「今シーズンのHSBCアジアセブンズシリーズ最初の大会で優勝することができてよかった。若い選手が多いなかで、カップの準決勝と決勝でともに相手にリードを許しながらも、冷静に、規律を守ってプレーして勝利できたのは、大会を通して選手が成長してくれたからだと思う」と、選手たちを称えた瀬川智広ヘッドコーチ。
新しい7人制日本代表の主将を務めたロテ・トゥキリは、「若いメンバーだったが100%のパフォーマンスを出すことができた。ディフェンスが良かった。チームのコンビネーションはまだまだレベルアップできる。次のシリーズ第2戦も優勝を目指して頑張りたい」と、力強くコメントした。
今年のアジアセブンズシリーズは全部で4ラウンドが予定されており、第2戦のタイセブンズは9月21日にキックオフ。
優勝がかかった大一番で決勝トライを挙げた伊藤拓巳
(撮影:BBM)