ラグビーリパブリック

31日にTL初戦のリコー ボール争奪局面で精度高いプレーを

2013.08.23


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 日本最高峰であるラグビートップリーグで昨季10位のリコーは、31日、東京・秩父宮ラグビー場でコカ・コーラウエストとの今季初戦に臨む。ブレイクダウン(ボール争奪局面)でのせめぎ合いを制し、機動力ある攻めを実現させたい。



 23日、怪我からの復帰組や定位置争いの当落線上にある選手を軸とし、同8位・NECと20分×2本の変則マッチを行った(東京・リコー砧グラウンド)。試合終了間際のトライとゴールで7−5と勝利し、神鳥裕之新監督は「欲を言えばもっと精度の高いラグビーをしたかったけど、最後に逆転したところは評価したい」と振り返った。



 接点での攻防にこだわる。指揮官は「リコーのラグビーの持ち味はスピードのあるランナーがトライを取ることだと発信しています。ただ、それをするためにも活きたブレイクダウンを、と継続してフォーカスしています。1人目のボールキャリア(保持者)、2人目のサポート…。激しく、当たり負けしないように」とイメージを語る。



 開幕節のメンバーは白紙とする神鳥新監督だが、法大卒の新人・FL武者大輔を高く評価。前年度までの採用担当時代に「ディフェンスのインパクトはTLでも通用する」と声をかけた逸材を、これまで多くの練習試合で起用した。「(メンバー入りは)最後まで頭を悩ますことになるのですが…。球際でしつこい、いまのリコーのFLでは貴重な存在です」と見る。


 


(文・写真/向風見也)


 

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