早期回復が待たれるSOアーロン・クルーデン
(撮影:Yasu Takahashi / Nichigo Press)
オーストラリア代表との今季初対決に快勝し、ラグビーチャンピオンシップ(南半球4カ国対抗戦)連覇と11年連続のブレディスローカップ獲得へ向けて好発進したニュージーランド代表(オールブラックス)だが、負傷者続出で指揮官を悩ませている。
3番手SOのボーデン・バリットは、エースのダン・カーター同様にふくらはぎの痛み
特に司令塔の相次ぐ故障は緊急事態であり、スティーヴ・ハンセン ヘッドコーチは19日、2011年ワールドカップ優勝メンバーのSOコリン・スレイド(ハイランダーズ)と、テストマッチ未経験ながらクルセーダーズで力をつけているSO/CTBトム・タイラーを追加招集。バックローのカバー選手には、元U20代表主将のルーク・ホワイトロック(クルセーダーズ)と、22歳の大型FLブラッド・シールズ(ハリケーンズ)が指名された。
負傷者発生はチームにとって痛いものの、若い選手たちにはチャンス到来。さらに、オールブラックスのコーチ陣はホームでのテストウィーク中に、国内の有望な若手数名を見習いとして代表キャンプに参加させる予定で、今週はハイランダーズ(オタゴ)のHOリアム・コルトマンが代表スコッドのトレーニングに加わる。
オールブラックスは24日に地元ウェリントンで、オーストラリア代表と再戦する。