ラグビーリパブリック

打倒NZに燃えるワラビーズ 初陣の司令塔はトゥームア

2013.08.15

 オーストラリア代表(ワラビーズ)のユーアン・マッケンジー新ヘッドコーチが初陣の司令塔に指名したのは、レッズ時代の愛弟子クウェイド・クーパーではなく、テストマッチ未経験のSOマット・トゥームアだった。
 17日にシドニーで開催される、ラグビーチャンピオンシップ(南半球4カ国対抗)開幕戦、兼ブレディスローカップ第1戦。世界ランキング1位のニュージーランド代表が相手であり、トゥームアには重責がのしかかるが、9年ぶりにスーパーラグビー決勝進出を果たしたブランビーズのゲームメーカーを、マッケンジーHCは信じた。
 そりが合わなかった前指揮官(ロビー・ディーンズ)が去り、約10カ月ぶりのワラビーズ復帰となったクーパーは、ベンチで待機する。



 また、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ戦でワラビーズの10番を託されたものの、不完全燃焼に終わったジェームズ・オコナーは、WTBとして復活への第一歩を踏み出すことになった。



 今回の23名スコッドに、トゥームア以外の新顔(代表キャップを持たない選手)は4人。いずれもブランビーズのシャイニングスターで、サモア代表の父を持つ21歳のPRスコット・シオ、釜石シーウェイブスに在籍していたことがある29歳のLO/FLスコット・ファーディー、2番手SHに浮上したニック・ホワイト、そして、ブランビーズの今季最優秀新人賞に輝いたCTBテヴィタ・クリンドラニがベンチ入りした。


 



信頼を取り戻したいジェームズ・オコナー
(撮影:Yasu Takahashi / Nichigo Press)


 


 


<2013 ラグビーチャンピオンシップ/第1戦 オーストラリア代表メンバー>



1.ジェームズ・スリッパ−(レッズ)   2.ステーヴン・モーア(ブランビーズ)   3.ベン・アレグザンダー(ブランビーズ)   4.ロブ・シモンズ(レッズ)   5.ジェームズ・ホーウィル(主将/レッズ)   6.ヒュー・マクメニマン(フォース)   7.マイケル・フーパー(ワラタス)   8.ベン・モーウェン(ブランビーズ)


   
9.ウィル・ゲニア(レッズ)   10.マット・トゥームア(ブランビーズ)   11.ジェームズ・オコナー(レベルズ)   12.クリスチャン・リアリイファノ(ブランビーズ)   13.アダム・アシュリー=クーパー(ワラタス)   14.イズラエル・フォラウ(ワラタス)   15.ジェシー・モグ(ブランビーズ)   



16.サイア・ファインガア(レッズ)   17.スコット・シオ(ブランビーズ)   18.セコペ・ケプ(ワラタス)   19.スコット・ファーディー(ブランビーズ)   20.リーアム・ギル(レッズ)   21.ニック・ホワイト(ブランビーズ)   22.クウェイド・クーパー(レッズ)   23.テヴィタ・クリンドラニ(ブランビーズ)  



※ ( )内の所属チームは、2013スーパーラグビー時 


 

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