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南ア最高峰カリーカップ開幕! シャークス松島はU21選手権で連続先発

2013.08.10

 南アフリカ国内最高峰大会である「カリーカップ」のプレミア・ディビジョン(1部リーグ)が、8月9日にダーバンでキックオフを迎え、昨年準優勝のナタール・シャークスが同5位のGWKグリクアスに試合終了直前のトライを許し、30−32で敗れるという波乱の幕開けとなった。



 カリーカップは1889年に創設され、地域代表・州代表選手権大会としては世界最古の歴史を持つ。かつては国内の14協会チームによる総当りリーグ戦が実施されていたが、資金力や選手層の違いなどで格差が広がり、現在はプレミア・ディビジョン(6チーム)と、2部リーグに相当するファースト・ディビジョン(8チーム)に分かれて行われている。



 プレミア・ディビジョンに属する他の4チームは、最多33回の優勝を誇る前王者のウェスタン・プロヴィンス(WP)と、タイトル獲得23回のブルーブルズ、2年ぶり11回目の王座奪還を目指すゴールデン・ライオンズ、それに、スーパーラグビーで初のプレーオフ進出を果たして勢いに乗るフリーステート・チーターズだ。
 


 ホーム&アウェイ方式のリーグ戦は10月12日まで続き、翌週からプレーオフ開始、同月26日にチャンピオンが決まる。



 なお、ナタール・シャークスのユースに所属する元高校日本代表(神奈川・桐蔭学園高出身)の松島幸太朗は、9日に行われたU21国内選手権大会のレパーズ戦で今季2試合目(2週連続)の先発出場。トライこそ奪えなかったものの右WTBとしてフル出場し、62−18の勝利に貢献した。活躍次第では、南ア最高峰舞台のカリーカップへ昇格の声がかかる可能性もある。


 



スーパーラグビーにも負けないほどの熱気があるカリーカップ
(撮影:Kiyoshi Takenaka)


 

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