ウエールズ代表の海外移籍が相次ぐなか、ファレタウは地元に残ることを選択
(撮影:BBM)
リッチな欧州クラブが触手を伸ばしていたウエールズ代表のNO8トビー・ファレタウ(22歳)だが、プロ人生をスタートさせたニューポート・グウェント・ドラゴンズと2016年5月まで契約を更改し、ウエールズに残ることが決まった。5日、同チームが公式に発表した。
ウエールズ代表として26キャップを持つファレタウは、2011年ワールドカップ準決勝進出と、シックスネーションズ(欧州6カ国対抗戦)連覇を遂げた中心選手のひとり。今夏には、4年に一度結成されるドリームチームのブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズにも選出され、オーストラリア代表とのテストマッチ最終戦に先発出場してシリーズ勝ち越しに貢献した。
7歳のときに故郷トンガからウエールズへ家族とともに移住し、トンガ代表LOだった父の才能を引き継いで、パワフルでスピードもある世界屈指のバックローワーに成長。イングランドのバースや、フランスの複数クラブも獲得に動いていたが、トビー・ファレタウは今後3年間ホームに残り、ドラゴンズとウエールズ代表に集中する。