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帝京大の新人ユーティリティBK松田 早くも存在感発揮

2013.07.31

 大学選手権4連覇中の帝京大(関東大学対抗戦A昨季王者)に今季から加入のFB松田力也は、他の新入部員よりはやや遅れてのチーム合流も存在感を発揮。リザーブ入りした6月30日の早大(同4位)との練習試合でも、序盤からグラウンド入りした。

 京都・伏見工出身。身長180センチ、体重82キロの体躯で、細やかな動きと鋭いタックルを長所とするFB松田。今春はジュニア・ジャパンやU20日本代表の一員として世界各国を転戦し、帝京大での練習期間は限られていた。

 早大戦ではWTBでプレー。こぼれ球への素早い反応でピンチを未然に防ぎ、22−17という僅差での勝利に貢献した。しかし、「ボールタッチ回数も少ない。もっとチームにフィットしたいです」と反省していた。チームの戦術をより深く理解し、球のもらえそうな局面を先読みしたいようだ。そのため、「ボールタッチを増やしたい」と繰り返していたのだ。

 チームは8月12日から27日、長野・菅平で夏合宿を行う。複数のポジションをこなす松田とっては、チームの構造を知って居場所を確立する貴重な時間だ。

(文・向風見也)

 

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