スーパーラグビー参戦1年目で最下位となり、ライオンズとの入替戦第1ラウンドを落として降格の危機にあるサザン・キングス(南アフリカ)だが、チーム強化の中心人物だったディレクターのアラン・ソロモンズ氏が契約満了により今季限りで退団することが明らかになった。南アフリカ代表でアシスタントコーチを務めた経験があるソロモンズ氏は8月から、セルティックリーグに属するエディンバラ(スコットランド)のヘッドコーチに就任する。30日、南アメディアが一斉に報じ、エディンバラも公式サイトで発表した。
ソロモンズ氏は南ア出身だが、アルスター(アイルランド)やノーサンプトン・セインツ(イングランド)で指導歴があり、妻は現在もイギリスに住んでいるため、南アを離れて家族の元へ戻る。
ライオンズとの入替戦第1試合を19−26で落としたキングスは、8月3日に行われる第2戦で、最低でも8点以上差をつけて勝利することがスーパーラグビー残留への条件。しかし、負傷離脱したルーク・ワトソン主将とアンドリース・ストラウス副将に続き、チーム得点王のSOデメトリ・カトラキリスも肩を痛めてラストマッチを欠場することとなり、厳しい戦いが予想される。