チーフスとの準決勝に1点差で敗れ、5年ぶりのスーパーラグビー優勝を逃したクルセーダーズだが、2009年から指揮を執っているトッド・ブラッカダーHC(ヘッドコーチ)の続投が決まった。
クルセーダーズは28日、ブラッカダーHCと契約を更新したと発表。ニュージーランドメディアの『ザ・プレス』は、新たに3年契約を結んだと報じている。アシスタントコーチの3氏(デイヴ・ヒューイット、タンバイ・マットソン、アーロン・メイジャー)も再任が確実となった。
選手時代、クルセーダーズ主将としてと3度トロフィーを掲げ(1998〜2000)、ニュージーランド代表でもキャプテンを務めたブラッカダー氏は、本拠地のカンタベリー地方だけでなく全国的に人気が高い。
ウェイン・スミス(現チーフス アシスタントコーチ)体制で栄冠に輝くこと2回、ロビー・ディーンズ(前オーストラリア代表HC)が指揮官だった頃には5回チャンピオンになり、最多7回の優勝を誇るクルセーダーズだが、この5年間は南半球の頂点に立っていない。エディンバラ(スコットランド)、タスマン(ニュージーランド)で指導経験を積んだブラッカダー氏がHCになってからは、確実にベスト4入りはしているものの、2011年大会が準優勝で、ほかの年は準決勝で敗退している。
オールブラックス主将時代のトッド・ブラッカダー
(写真:Yoshinori Okada)