日本最高峰のトップリーグ(TL)のNTTドコモでは、新人のHO泉敬が謙虚に奮闘している。帝京大の主将として大学選手権4連覇を果たした好漢は、「常日頃から(自分は)トップリーガーなんだと意識している」とハツラツと語った。
学生屈指のフィジカルチームで研さんを積んできたHO泉だが、TL勢の肉弾戦での強い圧力を痛感しているという。「大学生とは違って、コンタクトの部分は強いですね。より激しくやっています」。社業では大阪市内のドコモショップに勤務している。「覚えることが一杯あるのですが、元気とやる気を前面に出しています」と笑った。
チームはTLでは前年度まで2季連続で下部との入替戦に出場。上位進出に向け、南アフリカ代表20キャップ(国同士の真剣勝負への出場数)のFLハインリッヒ・ブルソーを獲得するなど戦力アップを図っている。3年目でオールブラックス代表100キャップのFBミルズ・ムリアイナを含めた強豪国のビッグネームに関し、HO泉は「一緒にやれることは光栄。ラグビーだけじゃなく、どういう生活をしているのかなどを吸収したい」と話した。
北海道合宿中の27日、TL昨季6位のヤマハとの練習試合(モイワスポーツワールド)でもリザーブ入りしている。
(文・向風見也)