ロシアのカザンで開催されているユニバーシアード競技大会のラグビー競技(7人制)は、16日から本格的にトーナメント戦が始まり、メダルが期待された男子日本代表だが、準々決勝でイギリスに5−31で敗れた。しかしながら、5〜8位チームによるトーナメントの初戦で、ポーランドに33−7で快勝。大会最終日の17日は、プレートトロフィー(5位)をかけてベルギーと対戦する。
一方、女子日本代表は9・10位決定戦に臨み、アメリカを10−5で下した。負傷者続出の影響もあってプール戦では1勝もできなかったが、ラストゲームを勝利で締め、サクラセブンズに笑顔が戻った。
■男子日本代表 淵上宗志ヘッドコーチ コメント
イギリス戦では、ラグビーの基本であるボールの争奪で負けてしまい、攻撃をすることができなかった。こういった試合では「ボールを獲る」という基本を徹底しなければならない。ポーランド戦ではこの基本を徹底することができ、攻撃につなげることができた。
17日のプレート決勝(5位決定戦)は、これまでと同じように積極的に戦いたい。
■男子日本代表 松延泰樹キャプテン コメント
イギリス戦はブレイクダウンで圧倒されてしまい、自分たちの戦いができなかった。ポーランド戦はアタックで一人ひとりが勝負することができ、ディフェンスではコミュニケーションをしっかりととって守ることができた。
メダルには届かなかったが、プレートの決勝を戦うことができる。このメンバーでのユニバーシアード大会最後の試合となるので、必ず勝ちます。
■女子日本代表 浅見敬子ヘッドコーチ コメント
負傷者も出たなかで結束を固めて、7人の選手がフィールドで戦うことができました。日本から応援してくださっている皆様の声援に少しでも応えるために、選手はボールに集中しました。シンビンを出した後に後半2トライをとり、つなぐラグビーをすることができて、最終戦を勝利で飾ることができました。最後まで代表としての責任を全うしようと戦った選手に感謝しています。一方、選手のコンディショニングやフィジカルといった面で反省や課題が出ました。決して下を向かずに、次のステージへ進みたいと思います。