日本ラグビー協会の森喜朗会長とRWC2019アンバサダーのみなさん
写真左から松田氏、増保氏、元木氏、森会長、大畑氏、桜庭氏、田沼氏
(撮影:松本かおり)
公益財団法人ラグビーワールドカップ2019組織委員会は15日、元日本代表のOB6名を「RWC 2019 アンバサダー」に任命したと発表した。就任した元木由記雄さん、大畑大介さん、増保輝則さん、桜庭吉彦さん、松田努さん、田沼広之さんが会見。ファンとともに今後の活動内容に関するワークショップを行った。
アンバサダーは19年秋に日本で行われるラグビーワールドカップ(RWC)を成功させるべく、全国の各種イベントや普及活動の現場でプロモーション活動を行う。テストマッチ(国同士の真剣勝負)のトライ数最多記録保持者(69トライ)の大畑さんは「宣伝部長に就任します。なぜならラグビー界ナンバーワンのメッセンジャーだからです」と会場を沸かせ、「皆さんには宣伝部員に就任してもらいます。私は宣伝部員の人たちが胸を張って宣伝できる環境づくりのため、太くてでかい柱になる」と続けた。
ワークショップでは、6つのテーブルに分かれたファンのもとへアンバサダーが1人ずつ着席。大会成功に向けファンとアンバサダーができることについて、模造紙を囲んで議論した。RWCに2大会連続出場した田沼さんは、「日本全国に多くの桜を咲かせたい。たくさんの方に日本代表のジャージィを着ていただきたい」とジャパンのジャージィを着て参加した。「代表のジャージィを買いたくても買えない人がいた」との意見を受け、「ファンが広告塔になる」「ジャパンの関連グッズを作る」などの結論を出し、「きょうからアクションをしていきましょう」と話した。
RWCに4大会連続参加するなど、日本代表79キャップ(テストマッチ出場数)を誇る元木さんは、「もっとこうしたら楽しめるんじゃないかということを、ファンの人は僕ら以上に考えている」と感想を語った。
(文・向風見也)