ブラッド・ソーン
(撮影:BBM)
スーパーラグビー歴代最年長プレーヤーのブラッド・ソーンが、ハイランダーズと来季の契約を交わしたことが13日に発表された。来年2月に39歳の誕生日を迎える鉄人は、南半球最高峰リーグでまだまだチャレンジを続ける。
59テストキャップを持つ元オールブラックスのLOブラッド・ソーンは、2011年ワールドカップで優勝に大きく貢献したあと、福岡サニックスブルースに加入。ジャパンラグビートップリーグで2季プレーし、今年からニュージーランドラグビー界に復帰していた。ハイランダーズは残念ながら、今年のスーパーラグビーは3勝13敗で最下位を争うほど厳しい戦いが続いたが、ソーンは全16試合中15試合に先発出場し、主将のHOアンドリュー・ホアが不在のときはゲームキャプテンを任されることもあった。
ジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチは、「ブラッドは今季一貫して最も活躍した選手のひとり。彼のプロ意識はすばらしく、経験とリーダーシップはチームにとってすごく貴重だ」、と信頼している。
8月中旬から始まる国内選手権(ITMカップ)には参加せず、ハイランダーズのプレシーズントレーニングが始まる11月まで完全休養する予定。
そのほか、背番号10が期待されるSOヘイデン・パーカー(22歳)と、バックローのTJ・イオアネ(24歳)も、ハイランダーズと契約更新したことが明らかになった。リコーに再加入するCTBタマティ・エリソン(30歳)も、日本シーズン終了後にはダニーデンへ戻り、2014年スーパーラグビーを戦うことが確認された。
一方、日本人初のスーパーラグビープレーヤーとなり、ハイランダーズの2番手SHとして指揮官の期待に見事応えた田中史朗(28歳/日本代表、パナソニック)も来季契約にサインするのはほぼ確実と思われるが、オタゴの一員として参戦するITMカップでもしっかりアピールしたいところだ。