フィリピン戦で果敢にアタックする羽野一志
(撮影:長尾亜紀)
ラグビーワールドカップ・セブンズ2013に出場した男子7人制日本代表は、24チーム中18位という成績で戦いを終えた。
大会最終日の6月30日、17位以下のチームによるボウルトーナメントに臨んだ日本は、準々決勝でフィリピンに50−0と完勝。準決勝ではグルジアに7−21と14点差をつけられながら残り約2分で2トライを奪って追いつき、ファイナルプレーで得たPGチャンスを坂井克行キャプテンが決め、逆転勝利をものにした。
そして、ボウルトロフィーがかかった決勝はロシアと対戦。最後の試合でベストパフォーマンスが期待された日本だが、どしゃ降りの雨が妨害した。ぬかるみのグラウンドでスピードを活かすことができず、ボール処理とパスでもミスが起こり、先に2トライを許して相手に主導権を握られた。前半終了前に、レプハ・ラトゥイラが右タッチライン沿いを約60メートル走り切り、5点を返した日本だったが、これが精一杯。開催国ロシアはサポーターの声援を受けて勢いに乗り、小回りの利くランナーとパワフルに走る選手たちが次々と日本選手を振り切り、5−29でノーサイドの笛が鳴った。
男子7人制日本代表は今大会、プール戦を含めて6試合を行い、2勝1分3敗という結果に終わった。