ロシアに惜敗した女子7人制日本代表
(Photo: IRB / Judy Teasdale)
モスクワで開催されているラグビーワールドカップ・セブンズ2013は、大会2日目の29日に男女のプール戦がすべて終了した。
前日にスコットランドとの第1戦を17−19で落としていた男子7人制日本代表は、2日目1発目の南アフリカ戦に0−33と完敗。開催国ロシアとの試合は12−12で引き分け、白星は最終日に持ち越しとなった。瀬川智広ヘッドコーチ率いるジャパンはプールBで1分2敗の3位となり、ノックアウトステージは17〜24位トーナメントのボウル準々決勝に進む。
連覇を狙うウエールズはプールEを3戦全勝で突破し、8強入りを決めたが、前回大会準優勝のアルゼンチンはプールFでポルトガルとイングランドに敗れ、優勝争いから脱落した。
昨季セブンズ・ワールドシリーズを制覇したニュージーランドと、同2位の南アフリカは危なげなくカップ準々決勝へ。2大会ぶり3度目のメルローズカップ(優勝カップ)を狙うフィジーは、プールEでウエールズ相手に1敗を喫したものの、2位グループで2番目の成績を残したため、滑り込みでベスト8入りとなった。
そして、前回大会セミファイナリストの強豪同士、ケニアとサモアの生き残りをかけた大一番は、12−12で迎えた試合終了間際にケニアが決勝トライを奪い、初の世界一へ向け力強く前進している。
女子は、上位進出が期待された浅見ジャパンだったが、ロシアとの第1戦を10−14で落とし、次のイングランド戦は0−39、フランス戦も0−43と完敗し、世界の壁を感じる結果になった。日本女子はプールDで0勝3敗の最下位となり、30日は9〜16位チームによるボウルトーナメントへ進む。
日本と同組で戦ったロシアは、優勝候補のイングランドをも破り、歴史的8強入り。2016年オリンピック開催国のブラジルは、今大会のメダル争いからは脱落したが、フィジーから1勝を挙げ、3年後に向けてまたひとつ自信をつけている。
2009年ワールドカップ・セブンズで金メダルを獲得したオーストラリアと、昨年発足した女子セブンズ・ワールドシリーズで初代チャンピオンとなったニュージーランドは、それぞれプール1位通過でカップ準々決勝に駒を進めた。
プール戦の全結果と、各トーナメント初戦の対戦カードは以下のとおり。
<男子 プール戦 結果>
<男子 最終日対戦カード>
■カップ準々決勝(1〜8位トーナメント)
・南アフリカ vs. フィジー
・ニュージーランド vs. ウエールズ
・イングランド vs. オーストラリア
・ケニア vs. フランス
■プレート準々決勝(9〜16位トーナメント)
・サモア vs. ジンバブエ
・アルゼンチン vs. アメリカ
・スコットランド vs. ポルトガル
・カナダ vs. トンガ
■ボウル準々決勝(17〜24位トーナメント)
・チュニジア vs. ウルグアイ
・ロシア vs. スペイン
・香港 vs. グルジア
・日本 vs. フィリピン
<女子 プール戦 結果>
<女子 最終日対戦カード>
■カップ準々決勝(1〜8位トーナメント)
・ニュージーランド vs. イングランド
・アメリカ vs. アイルランド
・ロシア vs. カナダ
・オーストラリア vs. スペイン
■ボウル準々決勝(9〜16位トーナメント)
・オランダ vs. 日本
・ブラジル vs. 中国
・フランス vs. チュニジア
・南アフリカ vs. フィジー