今週土曜日(6月1日)にフィジーのラウトカで行われる「IRB パシフィック・ネーションズカップ 2013」(PNC)の第2戦、フィジー代表戦へ向け、日本ラグビーフットボール協会が試合登録メンバー23名を発表した。
日本代表歴代キャップ数の新記録がかかるWTB小野澤宏時(サントリー)は、先発。2001年6月のウェールズ戦で代表デビューして以来、13年間も日本代表のトップランナーとして活躍してきた小野澤は、先週末のトンガ戦で往年の名CTB元木由記雄氏(元神戸製鋼)が持つ最多79キャップに並んでおり、このフィジー戦で金字塔を打ち立てる。
メモリアルゲームを前に小野澤は、「トンガ代表戦よりすべての面で良くなるように良い準備をして臨みたい。(日本歴代最多の80キャップという)個人的に特別な試合ではなく、チームが少しでも良くなって結果を出すことが、何より最優先。いつものことを、いつものようにできるようにしたい」と日本協会を通じてコメントを発表した。
PNC初戦を落としているエディー・ジョーンズ ヘッドコーチは、「現時点の最強メンバーを選んだ」。
前の試合で5番をつけていた真壁伸弥(サントリー)が負傷したため、これまでバックローで奮闘していたマイケル・ブロードハースト(リコー)が2列に入り、腕の骨折からリカバリーして合流したマイケル・リーチ(東芝/チーフス)がFLで先発する。
「日本代表に合流できてうれしい。ハイレベルな練習はすごく楽しいし、みんなレベルアップしていると思う。スタメンを取るのが厳しくなると思うので、今回のチャンスをものにして、次のウェールズ代表戦にスタメンで出られるようにがんばりたい。フィジー代表戦では昨年惜敗したし、よく負けている。勝つ文化を作ることが大事。スタートからガンガン行きたい」(リーチ)
また、SO小野晃征(サントリー)も怪我で今回の遠征には参加していないため、田村優(NEC)が司令塔を務めることになった。過去5戦は後半からの起用が続いていたHO青木佑輔(サントリー)は2番を任され、代表練習参加選手という立場で指揮官にアピールしてきたLO北川俊澄(トヨタ自動車)はリザーブメンバーに名を連ねた。
<パシフィック・ネーションズカップ 2013 第2戦・対 フィジー代表 / 日本代表 試合登録メンバー>
1.三上正貴(東芝) 2.青木佑輔(サントリー) 3.畠山健介(サントリー)
4.大野均(東芝) 5.マイケル・ブロードハースト(リコー)
6.マイケル・リーチ(東芝) 7.ヘンドリック・ツイ(サントリー) 8.菊谷崇(トヨタ自動車)
9.日和佐篤(サントリー) 10.田村優(NEC)
11.小野澤宏時(サントリー) 12.立川理道(クボタ) 13.マレ・サウ(ヤマハ発動機) 14.今村雄太(神戸製鋼)
15.五郎丸歩(ヤマハ発動機)
16.木津武士(神戸製鋼) 17.浅原拓真(東芝) 18.山下裕史(神戸製鋼)
19.北川俊澄(トヨタ自動車) 20.伊藤鐘史(神戸製鋼)
21.内田啓介(筑波大) 22.クレイグ・ウィング(神戸製鋼) 23.福岡堅樹(筑波大)
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