イングランド最高峰リーグのプレミアシップは25日、トゥイッケナムでプレーオフ決勝を行い、レスター・タイガースが37-17でノーサンプトン・セインツを下し、3季ぶり10度目の優勝を遂げた。
今季リーグ戦2位だったレスターは、準決勝で昨季王者ハリクインズを破りファイナル進出。決勝では、WTBナイオール・モリスのトライとSOトビー・フラッドのキックで前半から主導権を握った。
一方、リーグ戦首位のサラセンズを倒して初優勝に王手をかけたノーサンプトンだったが、主将のHOディラン・ハートリーがハーフタイム直前にレフリーに対して侮辱的な言葉を発し、レッドカードで一発退場となったのが響いた。
1人少ない人数で奮闘したノーサンプトンだったが、レスターが終盤に2トライ追加で突き放し、イングランド王者となった。
レッドカードを受けたハートリーは、RFU(イングランドラグビー協会)から11週間の出場停止処分を科され、6月にオーストラリア遠征をするブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズのメンバーから外れた。過去にも目つぶしや、かみつきなどで厳罰を下されたことがあるハートリーは、大一番で再び自制心を乱し、4年に一度結成されるライオンズへの選出という名誉も失った。
ライオンズを束ねるウォーレン・ガットランド ヘッドコーチは26日、ハートリーに代わり、アイルランド代表として67キャップを持つHOローリー・ベスト(アルスター)を追加招集している。