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W杯セブンズで日本と同組の南アに暗雲… 主将ホーン 怪我で欠場へ

2013.05.25


FH


7人制南アフリカ代表の大黒柱だったフランキー・ホーン
(Photo: IRB / Carl Fourie)


 


 


 ラグビーワールドカップ・セブンズ開幕まで約1カ月と迫ってきたが、男子優勝候補の一角である7人制南アフリカ代表の主将フランキー・ホーンが、今月中旬に行われたロンドンセブンズで肩を負傷し、来週中にも手術を受けることとなった。23日、南アラグビー協会が発表した。彼は骨折しており、靭帯も損傷しているという。
 


 ホーンは世界サーキットのセブンズワールドシリーズにおいて、50大会連続出場を果たした史上初の選手であり、昨季は南アの3冠獲得に貢献。ワールドシリーズのレギュラーTV放送コメンテーターによる、ドリームチームの一員にも選ばれた。



 ホーンはトレーニング復帰まで3カ月近くかかると予想され、ワールドカップ・セブンズ出場は絶望。南アは大黒柱を失い、昨年12月のドバイセブンズで足首を痛め長期離脱しているレギュラーキャプテンのカイル・ブラウンが復活するよう祈るが、6月末の大舞台に間に合うかどうかは微妙な状況だ。



 ブリッツボッカ(7人制南ア代表)に不運は重なり、中心選手のポール・デルポートも5月のグラスゴーセブンズで膝を負傷し、手術を受けたばかり。デルポートは全治6カ月で、彼もまた、ワールドカップ欠場が確実となった。さらに、2011年のIRB(国際ラグビーボード)年間最優秀セブンズプレーヤーに輝いたセシル・アフリカも膝を痛めてリハビリ中であり、ニュージーランドの次に金メダルに近いと言われている南アフリカに、暗雲がただよってきた。



 ポール・トゥルー ヘッドコーチは、来週に南アのスーパーラグビーチームを訪問し、リクエストした選手をワールドカップ・セブンズのためにリリースしてもらえるかどうか確認する予定。スコッド最終メンバー12名は6月20日に発表される。



 ワールドカップ・セブンズ2013は、6月28日にモスクワ(ロシア)で開幕。南アフリカはプールBで、スコットランド、ロシア、そして日本と対戦する。


 

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