ラグビーリパブリック

主将デルヴと堀江のライバルHOロビンソン、今季限りでレベルズ退団

2013.05.22

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母国ニュージーランドへ帰国し、オールブラックスを目指すジェド・ロビンソン
(撮影:Yasu Takahashi / Nichigo Press)

 

 

 メルボルン・レベルズ(オーストラリア)の礎を築いてきたガレス・デルヴ主将(30歳)とファーストチョイスHOのジェド・ロビンソン(29歳)が、今季限りでチームを退団することが明らかになった。22日、レベルズが発表した。
 元ウェールズ代表ルースFWのデルヴは、レベルズがスーパーラグビーに新規参入した2011年から中心選手として活躍。昨季、2年間の契約を終えて欧州へ戻る予定だったが、卓越したリーダーシップを持つハードワーカーは残留を熱望され、今季はキャプテンとしても奮闘した。
 移籍先は未定だが、豪州メディアの『news.com.au』は日本がデルヴの新天地になるのではないかと報じている。

 元ジュニア・オールブラックスのHOロビンソンも創設期からレベルズを知る男。今季はほとんどの試合で2番を背負い、ディフェンス力や安定したスローイングなど、新たにチームメイトとなった日本代表HO堀江翔太によい刺激を与え続けている。
 来月に30歳の誕生日を迎えるロビンソンだが、世界最強軍団オールブラックスになる夢はあきらめておらず、スーパーラグビー終了後には母国ニュージーランドへ帰国し、ホークスベイに入団して8月中旬からITMカップ(NZ地方代表選手権)でプレーする予定。

 レベルズではほかにも、オーストラリア代表のSHニック・フィップスがライバルチームのワラタスへ、ユーティリティBKリチャード・キンギがスタンド・フランセ(フランス)への来季移籍が決まっている。また、現在はアルコール問題で戦列から離れている世界的スターの万能BKカートリー・ビールは、ワラタスへの復帰が噂されている。

 

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