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男子セブンズ代表合宿開始! 東海大WTB小原がトライゲッター候補に名乗り

2013.05.08

 モスクワでのラグビーワールドカップ・セブンズ(セブンズW杯)を控える男子7人制日本代表は、7日、東京・辰巳の森ラグビー練習場で第1回シニアアカデミー(5月6〜12日)の2日目の練習を行った。小原政佑(東海大3年)が初招集されている。



 男子は6月28〜30日のセブンズW杯に向け、この日はフィットネス強化に注力した。グラウンドを複数回往復してタイムを測るメニューや身体をぶつけ合わない形でのフルコートゲームを交互に行い、中核の坂井克行主将(豊田自動織機)、桑水流裕策(コカ・コーラウエスト)らも息を切らしていた。この日はセブンズW杯以後も視野に入れたアカデミー選手を含め、13名が参加。合宿後半はさらに人数が増え、コンタクト練習にも取り組む。



 身長183センチ、体重87キロの小原は、15人制ではWTBを務める。東海大仰星高時代から持ち前の突破力を披露し、東海大でも1年目からレギュラーに定着した。日本協会の若手育成計画であるジュニア・ジャパンのスコッドにも入っており、15人制日本代表入りへの意欲も高い。今回のセブンズ代表候補入りに「嬉しい。高いレベルで練習できる」と意気込んでいた。



「東海大とは走る量が違う。まだまだチームに追いつけてないので、早く追いつきたいです。一歩、一歩、前進していければ。セブンズに呼ばれたことで、15人制(代表選出)への視野も広がると思うので」



 かねてからその存在に注目していた瀬川智広ヘッドコーチ(HC)も、「50メートルのタイムも5秒台。走りきるスピードがある。東海大はしっかりウェイトトレーニングをしてくれていますし、若い世代のなかでは身体もできている。もっと運動量がついてくれば、ラグビープレーヤーとしてもっと良くなる」と前向き。東京セブンズ(3月30〜31日、東京・秩父宮ラグビー場)などで活躍した羽野一志(中大4年)とともに、トライゲッターの座を争いそうだ。


(文・向風見也)


 

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