ラグビーリパブリック

麻生修希くん、天国へ

2013.05.06

 日本ラグビー協会A級レフリー麻生彰久氏(コカ・コーラウエストレッドスパークス所属)の長男、麻生修希くんが、悪性リンパ腫のため5月5日に大阪府吹田市内の病院で亡くなった。4歳だった。



 修希くんは1歳9カ月のとき、拡張型心筋症(心臓の筋肉が拡張し薄くなり、心機能が悪化し続ける特定疾患指定の難病)と診断された。心臓の移植手術以外には症状回復の見込みはなく、15歳未満の臓器提供が法的に認められるようになってからの歴史が浅い日本では小児のドナー登録の事例がなかったことから、アメリカで移植手術を受けることに。


 保険が適用されないこの移植手術には1億5000万円の費用が必要だったが、その費用を集めるために「修ちゃんを救う会」が発足し、全国のラグビー試合会場などでも募金活動が行われ、目標金額を達成した。
 2011年7月にアメリカのロマリンダ大学小児病院で修希くんの心臓移植は行われ、手術は成功。修希くんは昨年1月に日本に帰国し、ラグビー場などで元気な姿を見せていた。


 



 小さな身体で大病と戦った修希くん。心からご冥福をお祈り申し上げます


 

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