アジア5カ国対抗(トップ5)は今週末に第2節の2試合が行われ、27日に香港ラグビーフットボールクラブで香港代表と対戦した日本代表は、38−0で勝利。開幕から2連勝(勝点12)となった。
前半6分にHO木津武士がゴールラインを越えて先制した日本。その後、SO小野晃征、WTB今村雄太、WTB廣瀬俊朗、それに怪我を克服して1年ぶりに代表復帰したWTB藤田慶和が途中出場からトライを重ね、チーム全体の守りも堅く、世界ランキング29位の香港代表を寄せつけなかった。
なお、前日には韓国代表が75−10でUAE(アラブ首長国連邦)代表を圧倒。日本代表は5月4日に東京・秩父宮ラグビー場で、その韓国代表と対戦する。
<香港代表戦後の指揮官・選手コメント>
■エディー・ジョーンズ ヘッドコーチ
予想通りタフな試合だった。今日の試合で良かったのは選手たちが「ワーク・ハード」したこと。その姿勢にはとても感銘を受けた。若いレフリーのレフリングや(地元香港の)観衆の声援に引っ張られることなく、自分たちはやるべきことをやった。
■廣瀬俊朗 キャプテン
タフな試合だったが、いい勉強になった。レフリングへのストレスは確かにあったが、そこは気にしないようにして、自分たちのシェイプ、リロード、TKスキル(高阪スポットコーチから学んだスキル)を落ち着いてやろうと心がけた。
■菊谷崇 バイスキャプテン
先週の試合も(自分たちのペースをつかむまで)20分くらいかかったが、今日はもっと時間がかかってしまった。エディーから自分たちのやることをやろうという話があったので、少し熱くなってしまった時間帯はあったが、途中からは落ち着いてプレーできたと思う。ラインアウトはしっかりできた。スクラムでもう少し圧倒したかったが、アジアでこのような激しい試合ができてありがたい。2年前の対戦とは違って、ディフェンスはしっかり抑えることができた。
■藤田慶和
(入替出場の時は)特別なことを考えずにいつも通りに入った。トライが取れたのは、周りの選手のお膳立てがあったから。みんなに感謝したい。(怪我から)復帰して、初めての勝利だったのでうれしい。あとはインターナショナルレベルで戦えるように、毎日しっかりと「ワーク・ハード」していきたい。