ラグビーリパブリック

セブンズ代表に挑戦する四宮 国際舞台への復活へ意欲十分

2013.04.26

 モスクワでのラグビーワールドカップ・セブンズ(セブンズW杯)を控える男子7人制日本代表は、5月6〜12日、大会に向けた強化合宿として第1回シニアアカデミーに臨む(東京・味の素ナショナルトレーニングセンター)。4月12〜14日の強化トライアウト合宿(同所など)に参加した四宮洋平(イタリア/レッジョ)も帯同の見通しだ。近年は欧州各国で活動してきた元ジャパンは、「中心で活躍できたら」と語る。



 日本代表として3キャップ(国同士の真剣勝負への出場数)を保持し、7人制日本代表としては2006年のアジア大会(カタール・ドーハ)で金メダルを獲得した四宮は、2010年以降はイタリアやフランスでプレー。外から日本代表を見て、「いいところ、楽しみなところもあるけど、現状、(世界大会で)結果を出していない」と感じた。「自分がいまできる最大のことは、もう1回、代表を復活させること」と決意を固め、自ら売り込む形で強化トライアウトに挑んだ。



 他方、代表側もセブンズに腰を据えられる選手を求めている。瀬川智広ヘッドコーチは、「彼(四宮)は『次の(チームと)契約をする時はセブンズを最優先にしたい』と。専任選手という意味では、やろうとしていることにマッチしている。次の合宿には呼ぶ」と明言。トライアウト終了時に課した体力的な数値目標をクリアすれば、貴重な戦力になりうると期待していた。



 男子7人制代表は5月23〜30日にフィジー遠征を行い、フィジーの国際オープン大会でトンガ代表やフィジー代表などに相当するチームと戦う予定。セブンズW杯は6月28〜30日に開催される。


(文・向風見也)


 



モスクワの大舞台へ
(Photo:IRB / Martin Seras Lima)


 

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