(ザイン・カーシュナー)
南アフリカ代表のFBザイン・カーシュナー(28歳)が2年契約でアイルランドの強豪レンスターに移籍することが明らかになった。22日、彼を現在保有するブルズが発表した。南アのテレビ局『Super Sport』によれば、今年の10月末で契約が切れるカーシュナーに対し、ブルズは約5カ月間にわたり熱心に残留交渉を進めてきたものの、マネーゲームに勝つことはできなかったという。
過去4年間で欧州最高峰タイトルのハイネケンカップを3度制したレンスターだが、今季はプールステージで敗退。中心選手である元フィジー代表のユーティリティBK、イサ・ナゼワが現役引退を表明したため、新たな勝負強いバックスを探していた。
ハイボールとロングキックに優れるカーシュナーは、テストマッチ24試合出場の経験を持ち、ハイネケ・メイヤー南ア代表ヘッドコーチのファーストチョイスFBでもある。
南半球スーパーラグビーにおいて、南ア勢では唯一王座を獲得したチームであり(3度優勝)、ルースFWアーノ・ボタ、CTBヤン・サーフォンテイン、SOハンドレ・ポラードなどゴールデンボーイを多く抱えるブルズだが、南ア代表の司令塔を長年務めてきたSOモルネ・ステインや、LOジュアンドレ・クリヤーも今季限りで退団してフランスに渡ることが決定しており、世代交代のときを迎えている。