福岡・レベルファイブスタジアムで20日、「HSBC アジア5カ国対抗 2013」のトップ5(1部グループ)が開幕し、エディー・ジョーンズ ヘッドコーチ率いる日本代表は121−0でフィリピン代表を圧倒、今季初陣を勝利で飾った。
雨の影響もあり、ハンドリングエラーやスリップで序盤は攻めあぐねた日本。しかし、7分にFB五郎丸歩(ヤマハ発動機)のペナルティゴールで先制したあと、12分にはゴール前スクラムからの展開でLO大野均(東芝)がインゴールに飛び込み、リズムをつかんだ。
ストレングスを鍛え上げてきた日本代表はスクラムなどで強さを見せつけ、次第に本領発揮。テストマッチ初キャップの4選手、CTBマレ・サウ(ヤマハ発動機)、WTB福岡堅樹(筑波大2年)、PR三上正貴(東芝)、PR浅原拓真(東芝)も躍動し、計18トライを奪った。
地元出身のゴールデンルーキー、WTB福岡は後半9分から出場。13分、CTBサウから自陣でパスを受けると、トップスピードで約60メートルを一気に抜き去り、記念すべき初トライを挙げた。21分にもハーフウェイ付近でパスをもらった福岡は、左ライン沿いを疾走して2人を振り切り、インゴールへ。その1分後にはPR浅原のトライをアシストし、センセーショナルなデビューを果たした。