2007年ワールドカップで栄冠を掲げた元南アフリカ代表主将のジョン・スミット(35歳)が、今季限りでサラセンズ(イングランド)を退団し、古巣シャークスの最高経営責任者に就任することが明らかになった。
シャークスは16日、スミットのCEO任命に関してプレスリリースを出し、チェアマンであるスティーブン・サード氏が「新しい刺激的な時代の夜明け。南アラグビー界の寵児をCEOとして迎えることを楽しみにしている」とコメントした。
1998年のプロデビュー以来、大部分を占める約13年間をシャークスで過ごしたスミット。南ア代表歴代最多の111キャップのうち、83試合でキャプテンを務め、同国が誇る偉大なリーダーのひとりとして多くの人々に支持されている。来季はフランスのトゥーロンでプレーすると思われていたが、選手としてのキャリアはサラセンズで終え、新たなラグビー人生を歩む決断をした。
欧州シーズン後にラグビーブーツを脱ぐスミットは、20年間重役を担った前任者ブライアン・ファンジール氏のあとを継ぎ、今年7月1日からシャークスCEOとしての仕事を開始する予定。
シャークスのCEOに就任するジョン・スミット
(撮影:Yasu Takahashi / Nichigo Press)