トップリーグのキヤノンイーグルスは4月5日、2013年度の新加入選手3名を発表した。日本代表のLOジャスティン・アイブス(28歳)、元ニュージーランド代表のFLアダム・トムソン(31歳)、13人制ラグビー出身のCTBオマール・スライマンケル(21歳)が新戦力となる。
既報通り、2011年ワールドカップ優勝メンバーである元オールブラックスのFLトムソンがキヤノンで新たな挑戦を始める。昨年まで在籍していたハイランダーズから構想外となり、今年はスーパーラグビー契約をつかむことはできなかったが、闘志あふれるハードワーカーとして知られ、世界最高峰のプレーをイーグルスファンに見せてくれるはずだ。
アイブスは5年間在籍していたパナソニックを離れ、トップリーグ2年目のキヤノンに加わる決断をした。2011年4月の香港代表戦で日本代表デビューを果たし、これまで8キャップを獲得。昨年は母国ニュージーランドの国内選手権(ITMカップ)にオタゴの一員として挑戦していたこともあり、ジャパンでの活動はほとんどなかったが、2013年春シーズンの日本代表メンバーに選ばれている。
スライマンケルはパキスタン出身のニュージーランド育ち。昨年までNRL(豪州13人制リーグ)のニュージーランド・ウォーリアーズでプレーしていたが、退団して複数クラブからのオファーも断り、少年時代に親しんだラグビーユニオンへの転向を決めた。
(アダム・トムソン)
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