ラグビーリパブリック

東京セブンズを制したのは南ア! NZはシリーズ総合Vへ前進

2013.03.31


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ザ・チャンピオン! 秩父宮で栄冠を掲げた7人制南ア代表
(撮影:松本かおり)


 



 7人制ラグビーの最高峰が集い展開される世界サーキット、「HSBC セブンズワールドシリーズ」の今季第7ラウンドが東京を舞台に行われ、南アフリカが頂点に立った。2月はラスベガス大会(アメリカ)を制しており、今季2冠目。シリーズ王者をめぐる総合順位では4位から2位に浮上した。



 “ブリッツボッカ”の愛称で知られる7人制南ア代表は、怪我から復活した司令塔のセシル・アフリカやフランキー・ホーン主将を中心にまとまり、22歳のブランコ・デュプレアや20歳のシーベロ・シナトラが躍動。カップ準々決勝でサモアを19-12で下すと、準決勝ではフランスを14-12で倒した。そして、ニュージーランドとのカップファイナルは24-19で勝利。2連続トライを奪われて12点差をつけられたが、後半1分過ぎ、コーナル・ヘンドリクスの鮮やかなオフロードパスからシナトラが中央突破して反撃を開始すると、その1分後には俊敏なアフリカがこぼれ球を拾ってゴールラインを越え、逆転。終盤にも1トライを追加して、勝負を決めた。



 東京で栄冠を掲げられなかったニュージーランドだが、シリーズ獲得ポイントは2位に32点差をつけ、3季連続11度目のワールドシリーズ総合優勝はほぼ確実となった。



 3位決定戦は、昨年の東京セブンズ王者であるオーストラリアが31-7でフランスを下した。プレート決勝(5・6位決定戦)はアメリカが17-0でスコットランドに勝利。ボウル優勝(9位)はアルゼンチンを38-0と圧倒したイングランドが手にした。日本はシールド決勝(13・14位決定戦)に進んだが、カナダに14-27で敗れ、盾のトロフィーを獲得することはできなかった。



 2012−2013セブンズワールドシリーズは残り2ラウンド。5月4日にグラスゴー・セブンズ(スコットランド)が開幕し、翌週にはロンドン・セブンズ(イングランド)が行われる。


 


 


<HSBC セブンズ ワールドシリーズ 2012−2013 総合ランキング/7ラウンド終了時>



 


 


■2013 東京セブンズ (HSBC セブンズ ワールドシリーズ 2012−2013 第7ラウンド)


 


 【カップトーナメント(1〜8位) 準々決勝】
 オーストラリア 21 – 12 フィジー 
 ニュージーランド 19 – 12 アメリカ 
 南アフリカ 19 – 12 サモア 
 フランス 14 – 10 スコットランド 



 【ボールトーナメント(9〜16位) 準々決勝】
 アルゼンチン 14 – 0 スペイン 
 ケニア 17 – 5 カナダ 
 イングランド 40 – 0 ポルトガル 
 ウエールズ 22 – 14 日本 



 【カップトーナメント(1〜4位) 準決勝】
 ニュージーランド 35 – 17 オーストラリア 
 南フリカ 14 – 12 フランス 



 【プレートトーナメント(5〜8位) 準決勝】
 アメリカ 21 – 19 フィジー 
 スコットランド 21 – 17 サモア 



 【ボウルトーナメント(9〜12位) 準決勝】
 アルゼンチン 12 – 10 ケニア 
 イングランド 21 – 19 ウエールズ 



 【シールドトーナメント(13〜16位) 準決勝】
 カナダ 38 – 0 スペイン 
 日本 19 – 15 ポルトガル 



 【シールド決勝 (13位決定戦)】
 カナダ 27 – 14 日本 



 【ボウル決勝 (9位決定戦)】
 イングランド 38 – 0 アルゼンチン 



 【プレート決勝 (5位決定戦)】
 アメリカ 17 – 0 スコットランド 



 【3位決定戦】
 オーストラリア 31 – 7 フランス 



 【カップ決勝 (優勝戦)】
 南アフリカ 24 – 19 ニュージーランド


 

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