7人制ジャパンに欠かせない男、桑水流裕策
(撮影:長尾亜紀)
世界最高峰の国際7人制サーキットであるセブンズワールドシリーズ(WS)の東京セブンズが3月30〜31日、東京・秩父宮ラグビー場で行われる。開催国代表として出場する男子7人制日本代表は、予選C組でニュージーランド、フランス、カナダと対戦。WSに常時出場するコアチームの強豪と戦うにあたり、桑水流裕策は制空権を握れるか。
セブンズの試合はわずか14分(WSカップ決勝戦は20分)で勝負が決まる。そんななか、キックオフでのボール保持率が攻撃時間に比例するとあって、ハイボールのエキスパートの存在はチームに不可欠だ。
そんななか身長188センチ、体重97キロの桑水流は、空中戦で示すハンドリングスキルと跳躍力が買われ、長らくセブンズ代表の常連だった。昨年に就任した瀬川智広ヘッドコーチ(HC)にも、キックオフでの働きと献身的なプレーを期待される。2年連続の出場となる東京セブンズに向け、「勝ちたいです。ニュージーランドに勝てたら最高ですね」と静かに意気込む。
「ラック(接点)を作って相手を後退させて、空いたスペースを使う。瀬川さんとやってきたそのスタイルを崩さずやれば、勝てる。(キックオフでは)必ずマイボールにする」
(文・向風見也)