香港フットボールクラブで22日、「香港女子セブンズ2013」が開催され、女子7人制日本代表は8位に終わった。
浅見敬子ヘッドコーチ率いる日本女子は、プールCの初戦で香港に24−5で勝利したものの、次のカナダ戦は0−54と完敗し、プールA〜Dの2位チームによるプレートトーナメントに回った。南アフリカとのプレート準決勝では、山口真理恵が前半5分にトライを挙げたが、5−26で敗北。そしてアジアのライバル中国との7・8位決定戦では、後半6分に鈴木彩香が1トライを返すもおよばず、5−14で敗れた。
女子7人制日本代表は来週末、中国(広州)で行われる「IRB女子セブンズワールドシリーズ第3ラウンド」に参戦する。
<女子7人制日本代表 浅見敬子ヘッドコーチ コメント>
初戦の香港戦は、課題としていた入りがうまくいった。しかし、(高温多湿の天候で)コンディショニングがうまくいかず、選手が疲れてしまった。選手はその中でもよく身体を張って戦ったと思う。
2戦目のカナダが本気で来てくれたことで、まだ相手のトップチームとは差があることを痛感させられた。広州(IRB 女子セブンズワールドシリーズ 第3ラウンド)でもう一度チャレンジしたい。
(5−14で敗れた)最後の中国戦は、昨年敗れたときが5−35で、今回の日本代表は中村(知春)をフッカーで試すなどチャレンジの過程ということを考えると、スコアは前向きにとらえている。
大会全体を振り返ると、セットプレーでのミスや判断ミスが目立ち、消極的だった。次の大会に向けて、展開する中での判断を整理する必要がある。ボールが出ればアタックする力があるのに、ブレイクダウンで良いボールを供給できていなかったので、攻撃を継続するためにサポートプレーを高めていくことが重要になる。ディフェンスはまず身体を当てることを徹底したい。
<女子7人制日本代表 中村知春キャプテン コメント>
大会全体を通じて、ジャパン(日本代表)のラグビーをすることができなかった。敵は自分たちの中にありと感じている。コンディションも自分たちの責任なので、広州(IRB 女子セブンズワールドシリーズ 第3ラウンド)に向けて、まずは良い準備をしたい。ジャパンのラグビーをするために、自分たちの心の中にある敵とまずしっかり戦うことを心がけていきたい。
チームとして良かったことは、課題だった入りのところだけ。個々に良い面もあったが、それが(チームとして)噛み合い、結果につながることがなかった。